宝塚記念春のグランプリ オルフェーヴル復権
春の競馬クランプり宝塚記念2012が
24日阪神競馬場11レースで施行された
1着は昨年のクラシック3冠を制したオルフェーヴル
勝ちタイム2分10秒9
2着ルーラーシップに2馬身の差をつけての完勝
また走破タイム2分10秒9は直近10年間で2番目に速いタイムで
コンマ8秒に迫る好タイムでもあった。
オルフェーヴルの明け4歳2戦は2着11着と不本意な結果となり
凱旋門賞挑戦を視野に調整されてきたが
春のお祭りレース宝塚記念とは対照的に
オリフェーヴルにとっては後のないレースだった。
レースは逃げ宣言のネコパンチが引っ張る展開となり
1000メートル通過は58秒4のハイペース
一瞬、時計決着となった春の天皇賞の惨敗が頭をよぎったが
終始オルフェーヴルの手応えは良く、3角では好位に進出し
4コーナーでは先団に取り付き、直線は早め先頭
そのまま脚色は衰えることなくゴールまで伸びきった。
レース後の勝利騎手インタビューでは
鞍上の池添騎手は感極まり、涙を流しながら語った
「ほんとうに、きつかった」
苦難を乗り越えたのはオルフェーヴルだけではなく
鞍上の池添騎手、陣営の池江厩舎関係者も同様に
プレッシャーに潰されそうな苦しい戦いだった。
それを乗り越えたオルフェーヴルと陣営は
10月のフランス凱旋門賞へ乗り込む
日本馬による凱旋門賞制覇の悲願の夢を乗せて。